good by juvenile

それでも青春は続く

居心地の良い酒場を探して

 梅雨が明けて夏が来た。太陽の熱気は容赦なく肌を焦がし、汗を吹き出させる。昼間の活動に相当の制限がかかってしまったようだ。夏を待ちわびていたのだけれど、身体がついていけない。自然の脅威である(誤用)。

 夜も熱帯夜の様であるけど、昼間よりはずっといい。過ごしやすい。今のメインの活動時間帯は夜だ。夜の季節がやってきた。

 夜な夜な町に繰り出しては、居心地の良い酒場を探している。孤独を和らげてくれるようでいて、それで嫌な感じのない場所を探しまわっているのである。僕が住む町には相当数の居酒屋やダイニングやバーがあって、それを一軒一軒入ってみる。外からはまったくわからないけれど、思いの外繁盛していて、断られることも多い。みんなそこにいたのか。他人が集まる場所というのはわからないものである。

 いくつか雰囲気のいい酒場をみつけた。顔なじみなったりすれば、もっと楽しくなるのだろうか。もう少し歩いてみようと思う。

 顔なじみといえば、哀しいニュースを聞いてしまった。いつも贔屓にしていた、安くて、美味くて、豪華で、栄養バランスも良い食事を出してくれる定食屋が無くなってしまうそうだ。あんなに良い定食を安く提供していて大丈夫かな、と思っていたけど、やはりか、といった感もある。いままでありがとう。ごちそうさまでした。

 

 ああ、居心地の良い定食屋も探さないとなのだなあ。