good by juvenile

それでも青春は続く

ブックカバーについて思うこと(美しさ)

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 1年ほど前に思うところあってブックカバーを導入した。最初は布や革でできた美しいブックカバー使っている人をみかけると、さも気取っているような気がして抵抗があった。そしてそれを使い始めたら最後。読書が好き、なのではなく、読書をしている自分が好き、になってしまわないかと。ファッションになってしまわないかと、危惧したからだ。そのため、本のカバーをどうするか問題について、ずいぶん試行錯誤した時期あった(実に暇である)。具体的には、装丁を裏返しておく案とか(とても貧乏臭くみえるので却下※1)、あるいはそもそもカバーをかけない案とか(宣伝効果としてはグッド。しかし読み物によっては恥ずかしいとう欠点があり却下)を試してみたりしたけれど、結局は、あの見窄らしい質素な書店カバーを使い続けるのも得策とは思えず※2、市販のブックカバーを購入しようということに落ち着いた。
 使ってみるとどうだろう、大変心地よい。どんな本であろうと極めて高尚な文章を読んでいるような錯覚にすら陥る。一言で言えば、オシャレになった気がする、とても高尚な趣味を手に入れた気がする、のだ。ああ、買ってよかった!
 と、当初の危惧は現実のものとなり、一つでは足りないぞ、とせっせとブックカバーを買い足す日々となり、今日もまた新しいブックカバーを買ったのです(写真左。ベージュは可愛いし、鞄の中で見つけやすくて良い。)。嗚呼※4。
 
※1 そうしてる人に失礼である。ごめんなさい。
※2 思うところ、つまり初期動機自体がファッション性を求めているので、全体的に矛盾。そして書店に失礼である。ごめんなさい。

※3 作家に失礼である。ごめんなさい。

※4 ブックカバーをするだけで読んでる感、満たされてる感が半端無く上がる。不思議だ。ぜひオススメしたい。

 
 
参考
気に入ったデザインというものは案外見つからないものですね。