刺さる名曲 その2
”知らない人ばかりで 街ができてるとしたら
この世界は とてつもなくでかい孤独のカタマリだ”
―コノユビトマレ スガシカオ
そうなのかもしれない。いや、確信を持って言おう。この世界は孤独のカタマリだ!
今日、通勤電車で、あるいは通学電車のなかで隣に立った人の顔を覚えているだろうか?
彼(彼女かもしれないが)の顔はどうだったろう?疲れていたか、嬉しそうだったか。なぜ疲れているのだろう?ああ、今日は仕事が沢山あって、しかも部下がミスをしたせいで帰るのが遅くなったのか。ほんとうにお疲れ様でした!
・・・
普通はここまで考えない。いや、そもそも他人の顔なんて見ていないし、興味すら無い。いま興味があるのは自分が家に帰って何をするか、それだけである。そう、みんな孤独で独善的なのが普通である。
だからこそ―逆説的に、ではあるが―他人と関わりを持つのも面白い。新鮮な驚きがあるものだ。孤独だからといって、積極的に孤独にしているのはもうやめよう。孤独だからこそ、他人が必要なのではなかろうか?
何かをひとりで抱え込んでいるとき、刺さる一曲。