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それでも青春は続く

不憫という称号(ダリフラ第15話について)

 ダリフラ第15話「比翼の鳥」を見た。イチゴの報われ無さがすごい。

 イチゴはヒロに言います、「この戦いが終わったらさ、一からヒロに(ロボットの)乗り方を教えてあげる」と。前回の話で、イチゴはヒロとゼロツーを引き離し、ヒロに対して告白しました。告白を受けたヒロは、呆然としながら、別の女のことを考えていて、完全に上の空でスルーされていましたが。それでいて、今回の発言です。ヒロを新しい鳥籠で飼い始めたかのようです。独り占めをしようとしてるわけですね。私の男よ、と。

 しかし、ヒロはゼロツーのことしか考えていません。イチゴのことなんて、まあまあ仲のいい友達くらいなもんです。そういう女のアプローチってとても鬱陶しいんですよね。主人公持ち前の鈍感力で鬱陶しいとまでは感じていない様子ですが、イチゴのことなんて眼中にありませんし、言葉もアプローチも届いていません。総スルーです。ここまでくると、イチゴが可哀想とすら思えてきます。不憫という称号を欲しいままにしています。錦織監督も人が悪いですね。

――イチゴは、とても演技しがいのあるキャラクターに見えますが。錦織:イチゴは僕の趣味が詰まったようなキャラクターなので(笑) 

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 イチゴから熱烈アプローチを受けたヒロが何をするかというと、本命彼女のゼロツーの元に向かうのです。彼はイチゴが用意した鳥籠からやすやすと脱出し、ゼロツーと共に飛ぶことを選択します。しかも、ゼロツーに会いに行くために、イチゴに連れて行ってもらいますからね。鈍感野郎です。ヒロも大概悪人だと思います。

 ダリフラの中では、必死に思いを届けたり、下手なアプローチをすると、高確率で距離を取られてしまいます。これって現実世界でも同じなんですが、ここまで露骨に再現しなくても良くない?アニメくらい夢見させてよ・・・。まあ、ヒロとゼロツーがラブラブしてるんでいいですけど、むしろお腹いっぱいだわ。

 

ゼロツー「ダーリン!」

ヒロ  「ゼロツー!」

ゼロツー「ダーリン!♡ダーリン!♡」

 

ボク「(^ν^)コイツラァ..」

 

 ヒロは叫竜の血を摂取していたことにより、通常のフランクスを操縦できなくなっていたことが判明しました。さらに、叫竜のコアからは人間らしきものが発見されます。とっても気になることになってきました。次回が楽しみです。