good by juvenile

それでも青春は続く

ガッチャマンクラウズインサイトを6話まで見た感想とか

「つばさちゃんはまだ『ガッチャマン』じゃなくて『つばさちゃん』なんすよ。」

f:id:akobe538:20150811100225p:plain

 ガッチャマンクラウズインサイト6話まで見た。ガッチャマンに変身できないつばさに対して一ノ瀬はじめが指摘した言葉。なるほど「三栖立(みすだち)つばさ」は「未だ巣立たない翼」なんすね(今更)。はじめちゃん、相変わらず達観したお言葉で。

 

ゲルサドラは善いベルクカッツェ?

 1期で人間の疑心暗鬼を引き出して世界を混乱に陥れようとしたベルクカッツェ。人間の無意識を引き出して一つにまとめて支配(?)しようとするゲルサドラ。やり口が似てる気がする。気のせい?

 しかしなあ。ゲルサドラは人々の素朴な気持ちをとりまとめて行動する藁人形のようなキャラだったのに、いつのまにか「心をひとつに」するために行動するキャラになってしまったね。「ひとつとはどういうことだ?(byゆるじい)」

ルイルイは2:6:2の法則に自覚的だった

f:id:akobe538:20150811100236p:plain

 ルイルイ、リズム君に2:6:2の法則について指摘された時、すごい顔してたもんね。知ってたよね、知ってたからSNS・GALAX内で報酬を与えて、いわゆるゲーミニフィケーションによって6割の凡人を駆動させていたわけで。その中から「内発性の高い(自発的に動ける)人間を増やしていければいいな~」って思っていたまったり革命戦士だったわけです。逆に言えば悪意の2割、つまり赤クラウズのことですが、これの出現についても当然予想していました。それであの表情なのです。

 

じゃあ、なんでクラウズ放置したの? んなもん現場の判断だ!

 1期のトンネル事故の時、「クラウズを使うしかないか」と仕方なくクラウズを使用し、ベルクカッツェ戦で、人間の善意を増幅させてカッツェに対抗するためにクラウズを一般にばら撒いていた(立川クラウズゲームという名の世紀の革命)。でもこれも現場の判断なわけで、ベルクカッツェが出現しなければクラウズが公開されるのはずっと先だったのでしょう。止むに止まれずの一般公開である。赤クラウズの出現を予想しながらも。革命家はたいていそうだ、都合の悪い部分は見えちゃいない。いや、見ようとしていない。・・・いや、ベルクカッツェに勝つためだもんね、仕方ないね。ルイルイは悪くない。包丁理論だよね。だからそんな顔するな。

 ルイルイ「なぜあなたは、そこまでクラウズを否定するんですか!?」

 リズム「こんな力(クラウズ)は猿には分不相応だからです。」

 僕「(そんなハッキリ言うのやめたげて!)」

 

 インサイトに感じる面倒さ

「目の前の世界、今までと違う角度から見れば、きっと自分だけの新しい答えが見つかるはず(by清音)」

 これが1期のテーマであり答えなんだと思ってるんだけど、だからゲルサドラとつばさが「みんなの心をひとつに(して、同じ方向を向けばいい)」っていうのは1期の否定であって、はじめはこれに賛同しない。

 はじめの思想は「受け入れる心を持って、むき出しの本音をぶつけ合えば、自ずと答えは導き出される」というようなもので、つまり相容れない者達とコミュニケーション、というよりは折衝しろというもの。つけろ折衝力。河原で殴りあって育む友情である(違う)。でも、はじめは受け入れる心をもっているから(なんせベルクカッツェと一体化まで果たしている)、心をひとつにっていう思想も否定しきれないわけで、あまり抑止力にならないんじゃないかな。。ストッパがいない中、ゲルサドラとつばさが暴走し始めてるけど、どうするの、っていうか「サドラにおまかせ」ってなに・・・。

f:id:akobe538:20150811100231p:plain

→サドラにおまかせってなに・・・

余談だけど

清音仕事しろ